しんぶん赤旗九州・沖縄面2008年8月5日
直接補てん私たちにも
燃油高 ハウスミカン農家と懇談
佐賀・唐津 仁比参院議員、田村比例候補ら
原油高騰の影響が九州各地でさまざまな生活分野に広がるなか、日本共産党の仁比聡平参院議員と衆院比例候補の田村貴昭、瀬戸雄也(佐賀3区重複)両氏は8月2日、佐賀県唐津市でハウスミカンの施設園芸農家と懇談し実情を聞きました。懇談には日本共産党の武藤明美県議や浦田関夫、吉原真由美、志佐治徳の各市議らが参加しました。
県内でのビニールハウスミカンの栽培面積は全国の三割(約百八十ヘクタール)で日本一の生産地です。もともと日本海側で、冬場は太平洋側と比べて日照不足の地域。「露地ものに適しない分、施設園芸に力を入れて‘きた。失敗は許されない」と、各ミカン農家は国内最大のハウスミカン生産地の自信と誇りを持ってきました。
ハウス内は十月から三月まで六カ月間、加温し、冬場の夜も室温を二五度に保ちます。四月に出荷するため、十アール当たり日量平均二十二リットルのA重油が必要と話します。
加温用のA重油は四年前に一リットル当たり四十円が現在百二十九円と三倍以上に高騰しています。一方、ハウスミカンの販売価格は一キロ当たり九百円(昨年)が、現在は七百五十円とむしろ下がっています。
懇談した生産者から、「打開策がなく、このままでは廃業するしかない」との窮状が訴えられました。
また、この間の燃油値上がりにたいして、「ビニールのカーテンを二重にする多重被覆など『省エネ』で努力しているが、機械補修や鉄骨強化の労力や経費もかさみ、もう個人の努力の限界を超える」状態が出されました。
県独自の「省エネ」対策装置新設への3分の1の補助事業にも「これまでの規模拡大で借金を抱えているうえ、ハウスを三重の多層被覆とする貸付条件が厳しく、借りたくとも借りられない。借りても新たな借金を抱えることになる」と指摘。「燃油高騰分として、施設維持費抜きで一リットル当たり八十円を超える分を直接補てんしてほしい」と切実な要望が出されました。
仁比参院議員は「わずかですが、漁業者への直接補てんの予算が決まっている。政府や農水省に園芸農家のみなさんの声を届け、焦点となっている燃油高騰対策へつなげたい」と激励しました。
仁比議員ら一行は、武雄市で肥育牛農家を視察し、飼料高騰について懇談しました。これには、日本共産党の江原一雄武雄市議らが参加しました。
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