2008年2月13日(水)しんぶん赤旗九州・沖縄面

水曜随想

米兵犯罪は許せない

田村貴昭


 
 
口内炎ができた。痛みがやわらぐ頃に患部を噛んでしまい、治りがさらに遅くなる。あーあ。かといって「語る」活動が毎日組まれている。「すみません、少しお聞き苦しいかもしれません」。

そしたら、会う人、会う人、なんとやさしいことか。「大丈夫?」「イチゴを食べてビタミンCの補給を」「この薬が効くよ」等々。ある集いの参加者は、キンカンの蜜煮を持たせてくれた。体調を気づかってもらい、いたわりの言葉に痛みも忘れる。

今号では、そんな思いやりの心について書こうと思いきや、女子中学生暴行事件のニュースが飛び込んできた。くそっ、またか! 人権無視、力ずく・・・極悪非道の事件は数あれ、米兵の性犯罪ほど腹の立つことはない。

政府官庁から発せられる「綱紀粛正」「再発防止」の言葉には、空虚さだけが漂う。他国を侵略し、人殺しを生業とする者にモラルを求めること自体、無理な話ではないか。平穏な市民生活との共存などあり得ない。

米兵の犯罪は沖縄だけの話ではない。これからは、米軍再編計画の進行で、基地のない所でも現実のものとなっていく。在日米軍への思いやり予算はすでに5兆円。自公政治は、日本国民よりアメリカをいたわる心で満ちあふれている。

日本の為政者に「米国に守ってもらっているのだから、多少の犠牲は」との考えが微塵にでもあるなら、声を大にして言いたい。「公職から離れよ。そして人間をやり直しなさい」。
もう許されない。今度こそ、基地撤去に形ある結果を作らねば。