2007年4月18日(水)しんぶん赤旗九州・沖縄面

水曜随想

悔いを残さぬたたかいを

田村貴昭


 
 桜の開花と合わせてはじまった統一地方選。前半は県議の現・元職区を中心にJRで九州をまわった。

 結果――。鹿児島本線は鹿児島で議席を守ったものの、熊本、福岡と北上するにつれ無念の「サクラチル」。長崎本線(佐賀・長崎)は新幹線問題にも一石を投じる「サクラサク」快勝。日豊本線は大分で一進一退、宮崎で議席を取り戻す。

 浪人中のわが身にとって「まさかの落選」の報はつらい。活動家の落胆の声も聞く。気持ちは痛いほどわかる。しかし、議席はなくなったが、支持者も読者も失ったのか。そうではない。格差と貧困の広がり、平和に背く政治は依然として続いている。投票に行かなかった人も含めて、日本共産党に共感と期待を寄せている多衆の存在を片時も忘れてはならない。

 福岡は北九州で県議1議席となったが、私の心中を察してか「田村さん、再起動を」と励ましのメールがとどいた。再起動、いい言葉だ。「なんとかなると思っていた」「勝てる党勢を築いていない」・・・起死回生に踏みだす地歩はしっかりある。ここが風頼みの政党とは違うところ。

 あの“ギロチン”から10年。諫早干潟慰霊祭と全国集会に参加した。裁判所から工事差し止め命令が言い渡されるまでに至った全国的な運動も、もともとは一市民の「干潟をつぶすな」からはじまった。1は0があっての1。0と1があって2につながる。

 九州2週目となった選挙支援もあとわずか。悔いを残さぬたたかいを、ともに全力で。

“九沖(きゅうおき)”豆知識L
九州沖縄でご長寿ナンバーワンの県は?

答え→男は熊本県 女は沖縄県 詳しくはブログをご覧ください。