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2006年4月12日しんぶん赤旗九州・沖縄面
水曜随想
安心の医療 声大きく
田村貴昭
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| 益田牧子熊本市議とともに、療養型病床に入院されている患者家族の相談を聞く。4月3日 |
元気に各地を飛び回る毎日だが、幼少のころは病弱で、思い出といえば幼稚園より病院通いの方が多い。就学前に扁桃腺の手術をして、徐々に病気をしなくなった。適切な時機に必要な医療を受けたことによって今の自分がある。健康のありがたさをかみしめる。
4月10日付け朝日新聞は、公立病院での医療費未納が急増していることを伝えている。貧困層の増大、本人負担の引き上げが原因だ。なのに、政府は医療制度を全面的に改悪しようとている。
金のあるものだけが、医療が受けられる格差社会。重篤な状態を放置し、病院に担ぎ込まれたなら、それこそ医療費がかさむのに。
505人。昨年度、千鳥橋病院(福岡市)でのホームレス受診者だ。「生活保護の申請も認められず、自殺未遂した人もいます」と、ケースワーカーの伊岐須朋子さん。4年前が184人だから、小泉政治で2.7倍にも増えた。夜の博多駅に格差と貧困は広がりを感じる。
「成功者の足をひっぱってはならない」――首相は言う。しかし、誰も面識もない成功者をねたんでいるのではない。いざというとき、安心して医療を受けられる制度を守ってほしいのだ。
北九州市と福岡市、熊本市で30ほどの医療機関をまわった。忙しい中、多くの医師が会ってくれた。自民党支持者が多いが、「診療報酬改定で、経営がこの先成り立たない」「患者さんの受診抑制が心配」と、不満の声を相次いで聞いた。
「アメリカの保険業界が日本の医療改悪を狙っています。先生、国民皆保険制度を守りましょう」。もちろん、ノーと答える人はいない。あるドクターは「共産党に阻止できる力をつけてほしい」と注文された。
国民要求との関係で、われわれはとっくに多数派である。ただ、私たち活動が、保守・無党派の信頼を得るには、まだまだがんばりが足りない。
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